市長表敬訪問
I. 概要
日時: 2021/07/20(火) 14:30~15:30
会場: 市長室 (川口市役所)
内容: 法人化のご報告他
出席者:
奥ノ木 信夫先生 (川口市長)
大関 修克先生 (川口市議会議員、公明党 川口市議会議員団 団長)
福森 悦子先生 (川口市議会議員)
辻 智歌子 (協議会 代表理事、フォーマザー西立野保育園)
今井 茂 (協議会 理事、川口アイ保育園)
梅原 智 (協議会 社員、さくらそう保育園 朝日)
II. 議事
市の施策に対するお礼と、協議会の法人化についての報告のため、市長に対する表敬訪問を行った。
1. お礼・報告
協議会の代表として、辻 智歌子先生から、自然災害等発生時における市の対応についてのお礼と、協議会としての法人化についての報告を行った。市の施策については、事前にヒアリングを兼ねた情報提供があったことと、その後の迅速な対応をいただけたことから、協議会として大変感謝している旨をお伝えした。また、法人化されたことを踏まえ、今後はよりいっそう真摯に着実に活動していく旨を報告した。
これに対して、市長から、中核都市としての現状(子育て世帯の増加による発展等)とこれまでの取り組み(待機児童の解消等)、および今後の保育行政における課題(各園での競争になっていく可能性等)について、お話しいただいた。協議会に対しても、他団体との連携等も含めて、今まで以上に期待してくださっている旨の激励をいただいた。
2. 要望・提案
(1) コロナ対策の強化
現状、保育を必要とする事由が求職である場合、その認定期間は約3カ月となっている。しかし、コロナ禍の現在は、業務の縮小等による離職や時短勤務への変更等、すでに就労している保護者の勤務状況も芳しくなく、新たな就職がより困難な状態となっている。
このため、認定期間の暫定的な延長や、就労として認められる勤務時間に対する柔軟な対応等、コロナ禍での就労について条件の緩和をお願いした。
また、乳児途中入所促進事業の拡充として、小規模保育等の地域型保育事業所についても補助対象としていただいたが、期間が9月までと短く、他の歳児クラス(1~5歳児)については対象となっていない。
感染の拡大が進み、終息の見通しも立っていないことから、これらの期間の延長と対象の拡大についても、合わせてお願いした。
(2) 経営姿勢の問題
市長から、職員の大量離職による閉園についての報告があったことから、協議会として、子どもたちの成長と保護者への支援のため、健全で適切な保育とその運営を推し進めていく旨を伝えた。
(3) 構造的な経営問題
先の経営の問題を受けて、在籍数ではなく定員で職員を配置しなければならないにも関わらず、定員ではなく在籍数に対してしか補助がなされない等、保育業界全体に関わる構造的な問題がある旨を伝えた。また、近隣の地域(東京都、さいたま市等)と比較して公定価格が極端に低いこと等を含めて、園の努力による歳入の増大や歳出の削減がほとんど行えない現状についても報告した。
(4) 議会への提案
市長および同席された議員の先生方から、今回提案のあったコロナ対策については、次回の議会において議題とする旨の報告をいただいた。
その後、公明党議員団において、議事の詳細についての確認を行った。議会においては、公明党議員団から問題提起していただけることとなった。