2021年7月19日月曜日

2021/07/20(火) 市長表敬訪問

市長表敬訪問

I. 概要
日時: 2021/07/20(火) 14:30~15:30
会場: 市長室 (川口市役所)
内容: 法人化のご報告他
出席者:
 奥ノ木 信夫先生 (川口市長)
 大関 修克先生 (川口市議会議員、公明党 川口市議会議員団 団長)
 福森 悦子先生 (川口市議会議員)
 辻 智歌子 (協議会 代表理事、フォーマザー西立野保育園)
 今井 茂 (協議会 理事、川口アイ保育園)
 梅原 智 (協議会 社員、さくらそう保育園 朝日)

II. 議事
 市の施策に対するお礼と、協議会の法人化についての報告のため、市長に対する表敬訪問を行った。

1. お礼・報告
 協議会の代表として、辻 智歌子先生から、自然災害等発生時における市の対応についてのお礼と、協議会としての法人化についての報告を行った。市の施策については、事前にヒアリングを兼ねた情報提供があったことと、その後の迅速な対応をいただけたことから、協議会として大変感謝している旨をお伝えした。また、法人化されたことを踏まえ、今後はよりいっそう真摯に着実に活動していく旨を報告した。
 これに対して、市長から、中核都市としての現状(子育て世帯の増加による発展等)とこれまでの取り組み(待機児童の解消等)、および今後の保育行政における課題(各園での競争になっていく可能性等)について、お話しいただいた。協議会に対しても、他団体との連携等も含めて、今まで以上に期待してくださっている旨の激励をいただいた。

2. 要望・提案

(1) コロナ対策の強化
 現状、保育を必要とする事由が求職である場合、その認定期間は約3カ月となっている。しかし、コロナ禍の現在は、業務の縮小等による離職や時短勤務への変更等、すでに就労している保護者の勤務状況も芳しくなく、新たな就職がより困難な状態となっている。
 このため、認定期間の暫定的な延長や、就労として認められる勤務時間に対する柔軟な対応等、コロナ禍での就労について条件の緩和をお願いした。
 また、乳児途中入所促進事業の拡充として、小規模保育等の地域型保育事業所についても補助対象としていただいたが、期間が9月までと短く、他の歳児クラス(1~5歳児)については対象となっていない。
 感染の拡大が進み、終息の見通しも立っていないことから、これらの期間の延長と対象の拡大についても、合わせてお願いした。

(2) 経営姿勢の問題
 市長から、職員の大量離職による閉園についての報告があったことから、協議会として、子どもたちの成長と保護者への支援のため、健全で適切な保育とその運営を推し進めていく旨を伝えた。

(3) 構造的な経営問題
 先の経営の問題を受けて、在籍数ではなく定員で職員を配置しなければならないにも関わらず、定員ではなく在籍数に対してしか補助がなされない等、保育業界全体に関わる構造的な問題がある旨を伝えた。また、近隣の地域(東京都、さいたま市等)と比較して公定価格が極端に低いこと等を含めて、園の努力による歳入の増大や歳出の削減がほとんど行えない現状についても報告した。

(4) 議会への提案
 市長および同席された議員の先生方から、今回提案のあったコロナ対策については、次回の議会において議題とする旨の報告をいただいた。
 その後、公明党議員団において、議事の詳細についての確認を行った。議会においては、公明党議員団から問題提起していただけることとなった。

2021年7月14日水曜日

2021/07/15(木) 栄養士による保育所巡回指導 (さくらそう保育園 朝日)

 標記のご指導において、下記のような指摘事項がありましたので、参考として情報提供いたします。

日時: 2021/07/15(木) 10:00~11:20
ご担当: 保育運営課 鈴木さま、本間さま

1. 展示
 写真でもよいので、その日の献立を保護者に知らせるようにする。

2. 水質検査
 水道管直結であっても、塩素濃度の測定を行った方がよい。

3. 非常用保存食
 クラッカーや乾パン等のみだと小麦粉に偏ってしまうため、栄養価や味の変化、アレルギーへの対応も含めて、ご飯(アルファ米等)や汁物等もあるとよい。

4. 害虫駆除
 設置は半年に1回程度でもよいが、点検は毎月行い、結果を記録するようにする。
 ←衛生管理マニュアルに様式あり

5. 献立
 厚労省の指針では「変化にとんだものにする」とあることから、2週間ずつ2回のサイクルで立てるより、毎日異なるものを提供した方がよい。
 また、栄養素やカロリーについては、月単位のみではなく、毎食のバランスがとれるようにした方がよい。特に、カロリーについては、基準値から±10%程度におさまるようにするとよい。

6. トイレ清掃
 臨時(下痢や嘔吐等)に清掃する場合を含めて、その都度、日時や担当者等を記録するようにする。
 ←衛生管理マニュアルに様式あり

7. 給湯室(配膳室、調乳室)
 通常は扉を閉め、温度計や湿度計で管理するようにする。

8. 布巾
 配膳用、テーブル用、床用ともに、次亜塩素酸ナトリウムの水溶液に漬けたもので拭くようにする。

2021年7月13日火曜日

2021/07/13(火) 令和3年度 臨時役員会

令和3年度 臨時役員会

I. 概要
日時: 2021/07/13(火) 19:30~20:50
会場: オンライン (Zoom)
出席者:
 辻 智歌子 (協議会 代表理事、フォーマザー西立野保育園)
 今井 茂 (協議会 理事、川口アイ保育園)
 星 昌代 (協議会 社員、保育所ちびっこランド飯塚園)
 柿原 雄司 (協議会 社員、さくらそう保育園 元郷)
 梅原 智 (協議会 社員、さくらそう保育園 朝日)

II. 議事
 理事を中心とした旧役員で、今後についての検討を行った。結果については、今後の臨時総会等において提案していくこととする。

1. 総会の結果
 5月31日付(配信は6月2日)で行われた総会に対して、認否を取りまとめた。その結果、すべての議事について承認が得られた。なお、回答に合わせて意見や報告もよせられたため、個別に対応した。

2. 法人化
 法人化にともなう懸案事項について協議した。

(1) 役員
 設立時の理事とともに、今後の運営を担っていく役員が必要となるため、旧役員をベースとして原案を作成した。
 会長:
  辻 智歌子 (代表理事、フォーマザー西立野保育園)
 副会長:
  今井 茂 (理事、川口アイ保育園)
  星 昌代 (社員、保育所ちびっこランド飯塚園)
 事務局:
  梅原 智 (社員、さくらそう保育園 朝日)
  柿原 雄司 (社員、さくらそう保育園 元郷)
  * 事務局は、従来の書記や会計等の事務的な業務を担当する。
 なお、運営にあたって必要となる事項については、随時、細則等で規定していくこととなった。

(2) 会員
 従来の会員は、基本的にそのまま社員となるが、新規に入社する者については、所定の様式による申し込み、および代表理事の承認が必要となるため、様式および手順等について検討していく。
 この中で、今後の会議における議決権についての提起があり、園の数、園ごとのスタッフ数等のいろいろな考え方があると思われる中で、会費の納入単位(1園で1票、2園で2票、3園以上で3票)としてはどうかという意見が出されたため、この方向で提案していくこととなった。

(3) 各園へのアプローチ
 今後の連絡方法について提案があり、経費や手間の観点から、原則として郵送やファックスについては取りやめ、メール等のオンラインを中心にしていくこととした。さらに、市から「必要な際には、逓送箱を利用してもかまわない(ただし、先方での確認は行う)」とのお話をいただいていることから、内容に応じて使い分けていくこととする。

3. 今年度の活動内容の検討
 総会資料に掲げた各項目について検討を行った。

(1) ポイント制、表彰
 制度や必要な書式等は作成したが、実際の運用はまだ行えていなかったことから、今までの分については、自己申告していただくこととした。

(2) お悩み相談
 現段階では、研修等で物理的に集まることがむずかしいため、オンライン研修後に時間を設ける、個別にメールやブログ、チャット等で話し合う等、オンラインでの対応を行っていくこととした。

(3) オンライン会議システムの利用
 総会や役員会等の会議、定例会や研修会等のミーティング等で利用するため、オンライン会議システムである「Zoom」の有料契約を行った。これにより、100人までのオンライン会議を、時間無制限で行えるようになった。

(4) 親睦
 年間活動計画として、旅行(11月)と新年会(1月)を予定しており、旅行については、担当者が宿の手配もしてある。実施の可否、および実施する場合の具体的な内容については、今後検討してくこととする。

4. 課題
 すでに対応中のものも含めて、現段階で課題となっているものについての検討を行った。

(1) コロナ対応
 感染の拡大が止まらず、全国的に緊急事態や蔓延防止が解除できずにいる。保護者の生活や仕事にも影響が出ており、結果として園での保育や運営にも影響している。最終的には、国や自治体からの指示を仰ぐことになるが、協議会としてできることについて、引き続き検討することとした。

(2) 災害対応
 被害が想定される場合の休園や登園自粛について、市から正式な案内があったが、実際に避難が必要な場合には、連携施設の設定(正式な契約)が必要になることから、ヒアリングやマッチング等、協議会としてできることについて、検討していくこととした。

(3) 土曜保育の合同化
 市としての正式な制度になる方向(その後、8/4(水)に案内あり)だが、考えられる課題や協議会として必要な対応について協議した。

・児童票等の長期間のざっくりとした情報のみではなく、直近の一週間等、最新の子どもの情報が必要となるのではないか?
* 以前、親睦旅行で見学した那須の園では、別法人による運営ではあったが、各園間で一週間分の情報を共有していたとのこと。

・子どもが登園し、スタッフも働いていることから、依頼施設が閉園として減算されては困る。
* 本件については、のちの正式な案内において、開園として扱う旨の記載があった。

・子どもはもちろん、園同士やスタッフ同士の関係もあると思われるため、さまざまな課題があって、現実的にはむずかしいのではないか?
* 同一法人においては、すでに実施している園(さくらそう保育園)もある。

(4) 欠員対応
 極端に多く影響も大きいと思われる0歳児については補助されることとなったが、金額(8万円)や期間(9月まで)、他のクラス(0歳児以外)への対応は十分とは言えないことから、協議会として問題提起していくこととした。
* 本件については、後日、市長を表敬訪問した際に提案し、その後の議会で取り上げていただくこととなった。

(5) その他
・申し込みの減少
 明確な原因調査は行われていないようだが、コロナ禍で全国的に出生数が減っており、さらに保護者の仕事も減っている(離職、時短勤務等)ことから、結果的に保育を必要とする世帯が減っているものと思われる。本件の影響は、園の規模が小さいほど顕著となることから、まずは小規模を守ることから始める必要があると考えられる。

・根本的な構造問題
 保育園は、運営費の範囲でしか運営できないため、サービスの向上や新規商品の開発等による、一般企業のような売上の増大(収入の増加)が望めない。加えて、在籍数ではなく定員でスタッフを配置しなければならないにも関わらず、その定員ではなく在籍数に対して運営費が支給されることから、コスト削減等の経営努力をする余地もないどころか、往々にして赤字になってしまうという構造的な問題をはらんでいる。実際、賃金を十分に払えなくなったことから、多数の保育者が離職してしまい、閉園となってしまった園もあるとのこと。

・法人化費用
 メンバーから、「有志として、費用の一部を拠出したい」との申し出があった。大変ありがたいお話であり、会としての会計も潤沢とは言えない状況であることから、お願いすることとした。

2021年7月7日水曜日

2021/07/08(木) 研修会 [コロナ禍の中の保育について]

令和3年度 第1回定例会(研修会)

I. 概要

日時: 2021/07/08(木) 13:20~15:10
会場: オンライン (Zoom)
内容: コロナ禍の中の保育について
出席者:
 1. 保育園
  フォーマザー保育園: 10名
  フォーマザー保育園: 10名
  フォーマザー第2分園: 5名
  フォーマザー西立野保育園:
  フォーマミー保育園: 4名
  フォーマミー保育園: 6名
  フォーマミー保育園: 6名
  フォーマミー浦和美園保育園: 9名
  川口くれよん保育園: 2名
  東川口あら川保育園: 1名
  ユアーズ・マミー保育室:
  さくらそう保育園 元郷: 3名
  さくらそう保育園 東領家: 5名
  さくらそう保育園 朝日: 4名
 2. その他
  個人: 6名

II. 議事
 提供された資料に基づいて、保育園で本当に必要となる感染対策について、具体的な例をあげながら説明していただいた。
 その後、受講者からの質問に答えていただいた。

1. 講義

1-1. 掛札先生のWebサイト
 『3000万語の格差』:掛札逸美
 保育の安全研究・教育センター

1-2. 掛札先生のFacebookページ

1-3. 提供資料 (Webサイト「3000万語の格差」内)

(1) コロナ感染リスクを下げるには「保育園、こども園、幼稚園で新型コロナウイルス感染症のリスクを効果的に下げる」
 基本となる資料で、こちらの内容をもとに講義が進められた。

(2) 研修会資料「保育・教育の価値とリスク、深刻事故予防、コミュニケーション」
 リスク・マネジメントの観点から、判断基準となる価値とリスク、および安全・安心・責任の切り分け等について話された。

(3) コロナ対策の効果/害を考える表
 それぞれの立場から、価値とリスクについて考えるための一覧表で、職員、保護者、自治体等の欄については、各園で書き込めるようになっている。

(4) その他 (掛札先生のWebサイトやFacebookページにあるもの)
* 常に更新されているため、リンク先にある最新のものを直接参照のこと。

2. 質疑応答
* 個々の内容は、記録者のメモに基づいたものであるため、より的確な内容については、前述のサイト等にある資料を参照のこと。

Q. 登降園の際、保護者を園内に入れてよいか?
A. 入れてもよい。入れることで、スタッフの負担が減り、保護者も満足する。逆に、入れないことで、暴動を起こされた園があった。ただし、換気はすること。

Q. 保護者からの過剰な要求(全員にマスクをさせろ等)に対しては、どのように対応すればよいか?
A. 毅然とした態度で、「あなたの意見を他の人に押し付けることはできない」と伝える。ただし、言ってきた保護者の子に対しては、その通り(マスクを付ける等)にさせる。これは、やらないとその子自身が親に怒られるためで、その子の心を守るために必要である。

Q. 虫よけのスプレー等は必要か?
A. 前提として、虫には刺されるものであるため、園ではやらず、希望する人は家で塗ってきてもらう。それよりも、刺された後の対応を考えるべき。通常は、流水で洗うのみでよい。腫れるようなら、その後、保冷剤等で冷やす。ずっとかゆい人、アナフィラキシー等、アレルギー症状のある人等については、レスタミンが有効となる。ひっかいてしまう子には、パッチを貼る方法もあるが、小さい子が誤飲してしまう可能性があるため、原則としてはNGとなる。どうしても貼る場合は、家で名前を書いてきてもらう。これは、園で貼る場合も同様である。
* 虫刺されについては、手紙等のひな形(下記リンク)を参照のこと。
 保育の安全 > コミュニケーション > リスクを伝える、責任を手渡す > B-2. 手紙、掲示、その他のひな型

Q. アルコールによる消毒は必要か?
A. 基本的に、アルコールは有害(吸い込むと毒性がある等)である。また、消毒による効果は、乾いた手に20秒以上擦り込まないと発揮されないため、小さい子どもには無理がある。そのため、従来通り、流水と石けんでの手洗いを行う。石けんでの手洗いが困難な場合(屋外等)は、個人のタオルを水で濡らして拭くのがよい。

Q. 保育室内等の消毒や除菌は必要か?
A. 現実的な効果と、その結果もたらされるリスク(毒性等の危険性やそのための手間等)について正しく理解し、適切に対応する必要がある。なお、きれにし過ぎると、人間が弱くなってしまう。寄生虫等が少なくなり過ぎたことで、食物アレルギーや花粉症等が増えている。また、コロナウイルスは飛沫・空気感染のため、消毒よりも換気がより重要となる。その際、シートや間仕切り等で室内を区切っても、直接の飛沫しか防ぐことができず、充満するエアロゾルに対しては意味がない。むしろ、配置やサイズ、換気の方法等によっては、換気の効率を下げてしまう。
* 詳細については、提供資料の(1)および(3)を参照のこと。

Q. 食事における対応(同じ方向を向く、黙って食べる、席を離す等)の要否は?
A. 園での生活そのものが濃厚接触となることから、食事や睡眠等の時にのみ、これらの対応を行ったとしても、意味がないことになる。前述の「保育における価値」という観点や、「子どもは、ほとんど重症化しない」という現状を考え合わせても、食事の時のみ特定の対応を行うという方法は、妥当であるとは言えない。

Q. おもちゃ等の消毒は?
A. 通常は、1日に1回の水拭きのみでよい。ただし、下痢や嘔吐等があった場合は、次亜塩素酸ナトリウムの薄め液を利用する。ちなみに、ノロ等のウイルスは、コロナよりもはるかに感染力が強い。なお、絵本については、ブッカーをかけることで、同様に拭けるようになる。また、粘土のようなものは、放置することでウイルス等が死滅することから、使う頻度を1週間に1回程度とする。

Q. プールを行う際の留意点は?
A. 密集したとしても、それは保育室での遊びと同様であることと、コロナは飛沫・空気感染で、水からはうつらないことから、特に従来と変更することはない。ただし、学校の更衣室等、窓がないところでは注意が必要となる。また、コロナとは別に、水の事故には注意する必要があるため、水死予防の観点から、人数を減らすことには効果がある。

2021年7月4日日曜日

2021/07/05(月) 公明党 市議会議員団 表敬訪問

公明党 市議会議員団 表敬訪問

I. 概要

日時: 2021/07/05(月) 15:30~16:30
会場: 川口市議会 (第一本庁舎7階)
出席者:
 大関修克先生 (川口市議会議員、公明党 川口市議会議員団 団長)
 福森悦子先生 (川口市議会議員)
 辻智歌子 (一般社団法人川口市保育連絡協議会 代表理事、フォーマザー西立野保育園)
 今井茂 (一般社団法人川口市保育連絡協議会 理事、川口アイ保育園)
 辻修身 (一般社団法人川口市保育連絡協議会 社員、フォーマミー保育園)
 柿原雄司 (一般社団法人川口市保育連絡協議会 社員、さくらそう保育園 元郷)
 梅原智 (一般社団法人川口市保育連絡協議会 社員、さくらそう保育園 朝日)

II. 議事
 協議会として提起した課題について、市議会で協議していただいたこと、また、その結果として、市から一定の対応が策定されたことに対して、感謝の意を表するために、ごあいさつにうかがった。

1. 自然災害等発生時における市の対応について
 公明党の川口市議会議員団のみなさまのご尽力により、標記の件に対する市の対応が具体的に策定され、6月3日に市内の各園に周知された。これにより、被害が及ぶと判断された場合には、臨時の休園や登園の自粛等の対応が行われることとなった。
 このことについて、大関団長からは、とても大事なことなので、対応できるようになってよかった旨のお言葉をいただいた。

2. 保育園職員の離職問題について
 大関団長から、経営側の問題で、多数の職員が一度に離職したという事例の報告があった。この園では、過重労働等、複数の問題があったとのこと。
 これに対して、辻智歌子代表理事から、保護者対応等、保育園や職員に対するニーズの高まりから、負担が増加しているという現場からの声も報告された。

3. ワクチンの優先接種について
 今井理事から、6月10日に通知された保育者に対するワクチンの優先接種に対して、感謝の意が表された。抵抗力の弱い子どもたちや、その保護者に直接接する仕事であることから、医療者や介護者に次いで優先されたことは、現場にとって大きな安心感につながることとなった。

4. 認可外保育園とより支援が必要な家庭について
 辻修身社員から、認可外保育園の経営のむずかしさ(単体では赤字となってしまう)と、それでも必要となる背景についての報告があった。
 通常の認可保育園では、入園に向けての手続き等を経て、保育のニーズを点数化することで入園先が確定するが、産後うつ等、より支援が必要な家庭においては、迅速で柔軟な対応が必要となるため、独自の裁量で受け入れることが可能となる、無認可の保育園を取りやめるわけにはいかないとのこと。
 すでに、幼児については無償化の対象となっているが、より保護者の負担が少なくなるよう、また、園の経営が成り立ち、安定した保育が提供できるよう、乳児の無償化を含めて、さらなる支援が必要となる旨の意見が出された。

5. 求職中の保護者の退園問題について
 柿原社員から、求職中の保護者が所定の期間(90日)内に仕事を見つけることができず、結果的に退園することになってしまっているという報告があった。
 今までは、このような事例はほとんど見られなかったが、コロナ禍の現在では、すでに就労している保護者すら勤務時間が削られたり、結果的に解雇されてしまったりしている状況のため、新たな就職先を見つけることが大変に困難となっている。
 このため、コロナ禍が明けるまで等の期間限定でもかまわないので、この90日という条件を再考してほしいという意見が出された。

6. 定員に対する欠員問題について
 柿原社員から、コロナ禍のためか、どの園でも定員に対する欠員が多くあり、特に乳児においてそれが顕著である旨の報告があった。
 この問題に対しては、従来の乳児途中入所促進事業が拡充され、対象施設(地域型保育事業所)の追加や対象要件の緩和(配置基準の判定の取りやめ)、対象期間の延長(9月までの6か月間)等が行われたが、実際には0歳児以外にも欠員は多く発生していることから、さらなる支援が必要である旨の意見が出された。

2023/02/22(水) 研修[食育・離乳食] (予定)

オンラインにて、標記のテーマでの定例会(研修)を行います。 詳細については、決まりしだい、お知らせしますので、今しばらくお待ちください。 [2022/12/16(金) 追記] その後、概要が決まりました。 下記の通りですので、よろしくお願いします。 日時: 2023/02/22(...