公明党 市議会議員団 表敬訪問
I. 概要
日時: 2021/07/05(月) 15:30~16:30
会場: 川口市議会 (第一本庁舎7階)
出席者:
大関修克先生 (川口市議会議員、公明党 川口市議会議員団 団長)
福森悦子先生 (川口市議会議員)
辻智歌子 (一般社団法人川口市保育連絡協議会 代表理事、フォーマザー西立野保育園)
今井茂 (一般社団法人川口市保育連絡協議会 理事、川口アイ保育園)
辻修身 (一般社団法人川口市保育連絡協議会 社員、フォーマミー保育園)
柿原雄司 (一般社団法人川口市保育連絡協議会 社員、さくらそう保育園 元郷)
梅原智 (一般社団法人川口市保育連絡協議会 社員、さくらそう保育園 朝日)
II. 議事
協議会として提起した課題について、市議会で協議していただいたこと、また、その結果として、市から一定の対応が策定されたことに対して、感謝の意を表するために、ごあいさつにうかがった。
1. 自然災害等発生時における市の対応について
公明党の川口市議会議員団のみなさまのご尽力により、標記の件に対する市の対応が具体的に策定され、6月3日に市内の各園に周知された。これにより、被害が及ぶと判断された場合には、臨時の休園や登園の自粛等の対応が行われることとなった。
このことについて、大関団長からは、とても大事なことなので、対応できるようになってよかった旨のお言葉をいただいた。
2. 保育園職員の離職問題について
大関団長から、経営側の問題で、多数の職員が一度に離職したという事例の報告があった。この園では、過重労働等、複数の問題があったとのこと。
これに対して、辻智歌子代表理事から、保護者対応等、保育園や職員に対するニーズの高まりから、負担が増加しているという現場からの声も報告された。
3. ワクチンの優先接種について
今井理事から、6月10日に通知された保育者に対するワクチンの優先接種に対して、感謝の意が表された。抵抗力の弱い子どもたちや、その保護者に直接接する仕事であることから、医療者や介護者に次いで優先されたことは、現場にとって大きな安心感につながることとなった。
4. 認可外保育園とより支援が必要な家庭について
辻修身社員から、認可外保育園の経営のむずかしさ(単体では赤字となってしまう)と、それでも必要となる背景についての報告があった。
通常の認可保育園では、入園に向けての手続き等を経て、保育のニーズを点数化することで入園先が確定するが、産後うつ等、より支援が必要な家庭においては、迅速で柔軟な対応が必要となるため、独自の裁量で受け入れることが可能となる、無認可の保育園を取りやめるわけにはいかないとのこと。
すでに、幼児については無償化の対象となっているが、より保護者の負担が少なくなるよう、また、園の経営が成り立ち、安定した保育が提供できるよう、乳児の無償化を含めて、さらなる支援が必要となる旨の意見が出された。
5. 求職中の保護者の退園問題について
柿原社員から、求職中の保護者が所定の期間(90日)内に仕事を見つけることができず、結果的に退園することになってしまっているという報告があった。
今までは、このような事例はほとんど見られなかったが、コロナ禍の現在では、すでに就労している保護者すら勤務時間が削られたり、結果的に解雇されてしまったりしている状況のため、新たな就職先を見つけることが大変に困難となっている。
このため、コロナ禍が明けるまで等の期間限定でもかまわないので、この90日という条件を再考してほしいという意見が出された。
6. 定員に対する欠員問題について
柿原社員から、コロナ禍のためか、どの園でも定員に対する欠員が多くあり、特に乳児においてそれが顕著である旨の報告があった。
この問題に対しては、従来の乳児途中入所促進事業が拡充され、対象施設(地域型保育事業所)の追加や対象要件の緩和(配置基準の判定の取りやめ)、対象期間の延長(9月までの6か月間)等が行われたが、実際には0歳児以外にも欠員は多く発生していることから、さらなる支援が必要である旨の意見が出された。
0 件のコメント:
コメントを投稿